Soundgirl-音響少女-

先日発売されました、萌えとピュアオーディオを融合させたという同人誌
「Soundgirl-音響少女-」を購入してまいりました。












まぁ、冒頭から言うのもなんですが、微妙です。
萌えるヘッドホン読本みたいなのを期待すると、おそらく残念な感じになると思います。




まず、取り上げられている機種が少ないです。
6システム＋ケーブル少々、おまけ少々といったところ。
AVWatchに掲載機器が書いてありますが、“など”と言うのではなくほとんどそれだけ。




それでレビューの構成ですが、一つのシステムに対して、見開きで3ページ与えられており
どのページも左側は絵となっていて、そのシステムにつき絵師は固定されています。
右側は1ページ目がそのシステムの技術的な説明や開発の背景、音の傾向表。
2ページ目はそのメーカーの情報、音質評価、振動板や高音質CDなどについてのコラム
3ページ目は音質評価の続き、機器の写真とスペック、使いこなしのコツ、が書いてある。




構成としては悪くないのだろうけど、個人的には1ページ目の説明はそんな要らないような・・・
逆にメーカー側にとっては必須なのかもしれませんけど。




絵師については好みがあるでしょうから、絶対的な評価は下せませんが
個人的にはあまりいいとは思いませんでした。
大半は悪くはないのですが、やべぇ、と思うものがなかったのが残念です。





また、レビュワーが岩井氏ということで試聴盤が素敵です。いくつかあげると・・・
Pure、川田まみ、奥華子、白石涼子、坂本真綾、水樹奈々、May'n/中島愛など

このせいもあってか、ジャンル分けがクラシック・ジャズ・ロック・アニソンとなっています。
もっとも、売ってる場所も考えれば、クラシック・ジャズが要らない気もしなくはないですけどね。



レビューに関しては、自分がこれらのシステムを詳しく聞いたことがないので何とも。
ただ、不可思議な表現が多数見受けられるのが当然な、一般的なオーディオ誌と比べれば
読んでいて変に感じるところが少ないく感じました、あくまで個人的な印象ですが。





総合すると、やはり値段に比して内容の薄さを感じてしまいます。
システムを取り上げるやり方だと、デザイン性は良くても
内容的には扱えるメーカーが減ってしまうのが残念です。



SPオーディオに興味があり、好みの絵師さんがいるならば、買いなのかもしれませんが
好みの絵師さんがいないならば、あまりお勧めできる品ではないように思います。

ただ、個人的には今後もこういった企画が行われ続けてほしいので
みなさんがお買い上げなさることを期待しております。

コメント 6

いつの間にかこんなものまで発売されていたんですね、良い時代になりました。
確かに萌えるヘッドホン読本程の充実度はなさそうですね、やはり題材として内容を充実させるのが難しそう。
でも自分も早速とらのあな行かなきゃ。
by しげ (2009-06-14 19:38) 

しげさん、コメントありがとうございます。

う～ん、良い時代なのでしょうかね。メーカー側からすれば
こうでもしないと売れないと言う悲しい時代なのかもしれません( 一一
題材としては無難にSPに特化した方が良かったような。
by セラミック (2009-06-14 21:12) 

確かにヘッドホンと違ってシステムだからそんなに沢山の数をレビューし難いのかもしれませんね。
同人誌だから早目にゲットしとかないとすぐに無くなってしまいますから取り合えず買っておこうかなー。
by 黄昏 (2009-06-14 21:15) 

黄昏さん、Niceとコメントありがとうございます。

システムだと、システムで作ってるメーカーしか取り上げられない
っていうデメリットもあるような気がします。
来週の週末にはとらのあな本店でイベントがあるそうですし
そこで購入するのも面白そうですね(^_^
by セラミック (2009-06-14 21:24) 

これ、自分もオタクビームさん目当てに買ってみました。
中身については全く同意見ですねー、。
ちょっとばかしシステムにとらわれ過ぎな気が…

by たつを (2009-06-16 11:18) 

たつをさん、Niceとコメントありがとうございます。

自分は表紙（まるかたさん）が良かったので買ったのかもしれません。
他の方だったら発売日には買わなかったかもなぁ・・・
そのアンプにならこのスピーカーもいいですよ、的な感じもあるとうれしかったです。
by セラミック (2009-06-19 00:17)