Lehmann BLACKCUBE Linear [据え置き]
Lehmann audioのBLACKCUBE Linearの感想です。
まず最初に、これは私が購入したものではありません。
たぬきさんにお貸ししていただいたものです。
今回、じっくりと家で聞くことができ、このように感想を書くまでになったことは
ひとえにたぬきさんのおかげであり、改めてお礼を述べさせていただきます。
さて、では早速BLACKCUBE Linear(以下BCL)について。
入力はRCA一つのみとシンプル。(別バージョンだとXLRのみのものもあります)
それにスルーアウト(?)のRCA出力が一つ。
そしてヒューズに電源スイッチ、電源ケーブル。以上が背面にあるものとなっています。
また、底面にはゲイン調整のためのスイッチが付いており
0dB、10dB、20dBの調整ができます。
まず最初に、これは私が購入したものではありません。
たぬきさんにお貸ししていただいたものです。
今回、じっくりと家で聞くことができ、このように感想を書くまでになったことは
ひとえにたぬきさんのおかげであり、改めてお礼を述べさせていただきます。
さて、では早速BLACKCUBE Linear(以下BCL)について。
入力はRCA一つのみとシンプル。(別バージョンだとXLRのみのものもあります)
それにスルーアウト(?)のRCA出力が一つ。
そしてヒューズに電源スイッチ、電源ケーブル。以上が背面にあるものとなっています。
また、底面にはゲイン調整のためのスイッチが付いており
0dB、10dB、20dBの調整ができます。
ちなみにDT880PROで0dBだと、曲によってはかなりボリュームを回さなくてはいけません。
具体的に言うと3時くらいまで。20dBだと12時まで回すことがないくらいです。
次に大きさについて。
横幅はあまりありません、CDケースよりも短いです。
逆に奥行きはかなりあります。DAC1よりも長く、dx-USBの二倍近く。
具体的に言うと3時くらいまで。20dBだと12時まで回すことがないくらいです。
次に大きさについて。
横幅はあまりありません、CDケースよりも短いです。
逆に奥行きはかなりあります。DAC1よりも長く、dx-USBの二倍近く。
CDケース二つ分程度。ケーブル差すことを考えたらけっこう必要になります。
横幅が短いのがいい、という人と、奥行き長いのいや、という人とにわかれそうですね。
そして肝心の音の感想。
システムはPC→dx-USB→DAC1→BCL。
比較対象としましては、DAC1のヘッドホンアウト、K-Specとなります。
全体的な傾向としてはフラットからやや高域より。クールで盛り上がりに欠ける印象。
低域:量は普通からやや少なめ。やや癖があって、一部の対域では少しだけ膨らむ。
伸びは可もなく不可もなく。音の厚みは必要十分。
基本的にはタイトで芯が通っているけれど、きつさはない。
音の立ち上がり・下がりはやや悪い。
スピード感やキレを求めると少々不満がでる。
また、芯があるわりにエネルギー感が足りない。
さらっと聞くにはいいが、聞きこむには物足りない低域といえる。
高域:量は普通。伸びはよくない。抜けの悪さが感じられる。
中高域に若干ギラギラとした艶のようなものがかかっている。
線は細めでやや硬い音。明るめに聞こえる。
ぱっと聞いた印象は悪くないのだけど、聞きこめば聞きこむほど違和感を覚える。
ボーカル:低域に埋もれたりはしないが、やや遠くから聞こえる。
温かみや力強さはあまり感じられない。
線の細さや明るさが感じられる。
なので男性ボーカルよりも、女性ボーカルが向いているように思う。
空間表現:音場は横に非常に広い。前後感も十分に感じられる。
しかし、上下、特に上への伸びが良くなく
横の広さに対して立体感に欠けて聞こえる。
定位はボーカルがやや遠い以外は良好。
横幅が短いのがいい、という人と、奥行き長いのいや、という人とにわかれそうですね。
そして肝心の音の感想。
システムはPC→dx-USB→DAC1→BCL。
比較対象としましては、DAC1のヘッドホンアウト、K-Specとなります。
全体的な傾向としてはフラットからやや高域より。クールで盛り上がりに欠ける印象。
低域:量は普通からやや少なめ。やや癖があって、一部の対域では少しだけ膨らむ。
伸びは可もなく不可もなく。音の厚みは必要十分。
基本的にはタイトで芯が通っているけれど、きつさはない。
音の立ち上がり・下がりはやや悪い。
スピード感やキレを求めると少々不満がでる。
また、芯があるわりにエネルギー感が足りない。
さらっと聞くにはいいが、聞きこむには物足りない低域といえる。
高域:量は普通。伸びはよくない。抜けの悪さが感じられる。
中高域に若干ギラギラとした艶のようなものがかかっている。
線は細めでやや硬い音。明るめに聞こえる。
ぱっと聞いた印象は悪くないのだけど、聞きこめば聞きこむほど違和感を覚える。
ボーカル:低域に埋もれたりはしないが、やや遠くから聞こえる。
温かみや力強さはあまり感じられない。
線の細さや明るさが感じられる。
なので男性ボーカルよりも、女性ボーカルが向いているように思う。
空間表現:音場は横に非常に広い。前後感も十分に感じられる。
しかし、上下、特に上への伸びが良くなく
横の広さに対して立体感に欠けて聞こえる。
定位はボーカルがやや遠い以外は良好。
距離感はかなり優秀で、配置感も優れている。
音像の大きさは程よいかやや大きめだが、フォーカスがきちんと合っている。
総評:個々の質に着目すると、いくつか不満を覚える。特に高域は違和感が強い。
しかし、BCLの強みは全体の情報量と分離感にある。
一つ一つの微細音にもきちんとフォーカスをあて、かつ全体を破綻させない。
それが広めの音場から聞こえてくることは圧巻と言ってもよい。
ただ、残念なことに、私にはBCLを使うとよさそうな音楽があまり思い浮かばない。
低域の質の問題で、ロック系統やポップス系統は合いにくい。
高域の質の問題で、クラシック系統は合いにくい。
全体的にジャズ系統は不満。ボーカル物にもあまり合わない。
音像の大きさは程よいかやや大きめだが、フォーカスがきちんと合っている。
総評:個々の質に着目すると、いくつか不満を覚える。特に高域は違和感が強い。
しかし、BCLの強みは全体の情報量と分離感にある。
一つ一つの微細音にもきちんとフォーカスをあて、かつ全体を破綻させない。
それが広めの音場から聞こえてくることは圧巻と言ってもよい。
ただ、残念なことに、私にはBCLを使うとよさそうな音楽があまり思い浮かばない。
低域の質の問題で、ロック系統やポップス系統は合いにくい。
高域の質の問題で、クラシック系統は合いにくい。
全体的にジャズ系統は不満。ボーカル物にもあまり合わない。
唯一いいと感じるのは打ち込み系統。
ただ、どちらかといえばゆったりしたもののほうが合う。
ポジティブに考えれば、聞くジャンルにとらわれないとも言える。
質ではなく、情報量や分離・空間表現に着目すればオールジャンル聞ける。
以上、BCLの感想となります。
ポジティブに考えれば、聞くジャンルにとらわれないとも言える。
質ではなく、情報量や分離・空間表現に着目すればオールジャンル聞ける。
以上、BCLの感想となります。
BCLのレポおつです。
う~ん、ちょっと微妙そう。購入は取り敢えず見送ります。
たしかeイヤにも視聴機があったはずなんで今度聴いてみます(>_<)
by kaz (2010-12-14 12:48)
kazさん、Niceとコメントありがとうございます。
正直、高域の伸び以外は全然問題ないレベルだとも思います。
高域の伸びも曲によって人によっては気にするところでもないですし。
まあ私も買うかと聞かれればノーですけど(;一_一)
by セラミック (2010-12-14 18:49)