ヘッドフォンアンプ試聴会の感想とか [感想]
2012年1月29日、フジヤエービック様主催のヘッドフォンアンプ試聴会の感想です。
参加メーカー・代理店および機材については公式サイトをご覧ください。
今回はヘッドホンアンプの聞き比べということで19のブースがありました。
共通のDACとしてLuxmanのDA-200が使用されていました。
ただ、DACとヘッドホンアンプの複合機として出品も多く
単純に比較できないところもありました。
なので、上流がDA-200からではないところは注記を入れ感想を書きます。
試聴に使用したヘッドホンは基本的にATH-W5000。
バランスヘッドホンアンプもシングルエンドで聞いての感想です。
全てのシステムを聞いたわけではありませんが
聞いたところのものを、短く書いていきます。
印象に残ってないところは適当になりますが、ご容赦ください。
言わずもがなですが、短時間・騒音下での試聴で
かつ違いを目立たせるためにわざと大げさに書きます。ご注意ください。
・タイムロード April Music EXIMUS DP1
聞いたはずなのにまったく印象に残ってない。
・フックアップ Lynx Hilo(複合機として試聴?)
DACだけじゃなくADCもついた複合機。機能が複雑そうだった。
音は薄くて伸びが悪く、情報量も今一歩。
DACとしてどうなのかは気になるけれど、アンプとしての魅力はない。
・フォステクス FOSTEX HP-A8(複合機として試聴)
HP-A7に比べると中域の雑みが減って聞きやすくなった。
けれど駆動力、音の伸び、情報量どれも物足りない。
空間も近くで平面的になる印象。
・ 完実電気 Mytek(複合機として試聴)
パソコンのDSDデータをそのままDA変換する、が謳い文句だったはず。
試聴ソースがなじみのないものばかりだから、かなり曖昧な言い方になるが
情報量が多く、DACとしてはかなりポテンシャルが高そう。
アンプ部はおまけ程度なのではないかと思われる。
・IZO iHA-21
伸びの悪いドンシャリ。それなりに情報量はあるが、分離感がいまいち。
・ LUXMAN P-1u(プレイヤーに同社D-08)
情報量、音のつながり、密度はかなりのもの。それでいてほどよく分離している。
ただレンジがやや狭く、空間もこじんまりとしていて、特に上下に狭い。
このあたりはアンプの限界の気がしないでもない。
・インターシティ MSA-1S 2012Ver MBA-1SPE
音のつながりが良く、綺麗に聞こえる。音色に嫌な癖が少ない。
ただ上下の伸びが悪く、駆動力もあまり感じられない。
後者だと多少良くなるけれど、あまり傾向は変わらない。
・ニューオプト KH-07N Limited
何度目かになるかは知らないけど、いいものはいい。
DACの影響もあるんだろうけど、ボーカルの表現がたまらない。
ただやはり低域はもう一歩沈んで、厚みが欲しい。
・Nmode X-HA1
秋の時点では試作機でX-HP1だったもの。名称変更とのこと。ほぼ量産機らしい。
低域の沈み込みがすごい。駆動力があり、情報量、分離ともに十分。
空間もそれなりに広く、立体感と音像の大きさに関してはかなりのもの。
若干音をそぎ落としている感じや粗さがあるが、ノイジーなわけではない。
これが自然な音、素直な音かと問われれば違うと思うが
心地よく楽しく聞くための作為だと感じる。
・GRACE m903(ブース独自の上流での試聴)
m902にあった高域の変な艶が減って、聞きやすくなった。
ノイズのなさは相変わらず素晴らしい。
ただ、それ以外はそこまでm902との違いを感じられない。
・ BLOSSOM BLO-3090
線が細く、硬くて分離のいい音。
ただ情報量はやや不足していて、音のつながりも良くなく、低域も物足りない。
BLO-0299や同じ上流で聞いたm903との差がそこまであるとは思えない。
以上となります。
秋でも思いましたが、NmodeさんのX-HA1がいいです。
秋と比べると全体的にノイズ感が減り、分離が良くなったように思います。
年初に比べてやる気は減ってますが、バランス出力もあるので購入候補です。
今回の試聴会では、スッキリクッキリ系のものが多いなあと感じました。
細く硬めで分離がよく、ノイズも少なく、情報量もそれなりに聞こえる。
けれど駆動力がなく、聞きこむと細かい音も欠落している。
DACとの複合機が多かったのも一因かと思いますが、少々残念でした。
真空管アンプ(一括りにするものでもないですが)ほどじゃなくても
音のつながりや温かみ、駆動力のある製品があっても良いのではないかと思います。
以上、ヘッドフォンアンプ試聴会の感想です。
フジヤエービック様、楽しい場をありがとうございました。
参加メーカー・代理店および機材については公式サイトをご覧ください。
今回はヘッドホンアンプの聞き比べということで19のブースがありました。
共通のDACとしてLuxmanのDA-200が使用されていました。
ただ、DACとヘッドホンアンプの複合機として出品も多く
単純に比較できないところもありました。
なので、上流がDA-200からではないところは注記を入れ感想を書きます。
試聴に使用したヘッドホンは基本的にATH-W5000。
バランスヘッドホンアンプもシングルエンドで聞いての感想です。
全てのシステムを聞いたわけではありませんが
聞いたところのものを、短く書いていきます。
印象に残ってないところは適当になりますが、ご容赦ください。
言わずもがなですが、短時間・騒音下での試聴で
かつ違いを目立たせるためにわざと大げさに書きます。ご注意ください。
・タイムロード April Music EXIMUS DP1
聞いたはずなのにまったく印象に残ってない。
・フックアップ Lynx Hilo(複合機として試聴?)
DACだけじゃなくADCもついた複合機。機能が複雑そうだった。
音は薄くて伸びが悪く、情報量も今一歩。
DACとしてどうなのかは気になるけれど、アンプとしての魅力はない。
・フォステクス FOSTEX HP-A8(複合機として試聴)
HP-A7に比べると中域の雑みが減って聞きやすくなった。
けれど駆動力、音の伸び、情報量どれも物足りない。
空間も近くで平面的になる印象。
・ 完実電気 Mytek(複合機として試聴)
パソコンのDSDデータをそのままDA変換する、が謳い文句だったはず。
試聴ソースがなじみのないものばかりだから、かなり曖昧な言い方になるが
情報量が多く、DACとしてはかなりポテンシャルが高そう。
アンプ部はおまけ程度なのではないかと思われる。
・IZO iHA-21
伸びの悪いドンシャリ。それなりに情報量はあるが、分離感がいまいち。
・ LUXMAN P-1u(プレイヤーに同社D-08)
情報量、音のつながり、密度はかなりのもの。それでいてほどよく分離している。
ただレンジがやや狭く、空間もこじんまりとしていて、特に上下に狭い。
このあたりはアンプの限界の気がしないでもない。
・インターシティ MSA-1S 2012Ver MBA-1SPE
音のつながりが良く、綺麗に聞こえる。音色に嫌な癖が少ない。
ただ上下の伸びが悪く、駆動力もあまり感じられない。
後者だと多少良くなるけれど、あまり傾向は変わらない。
・ニューオプト KH-07N Limited
何度目かになるかは知らないけど、いいものはいい。
DACの影響もあるんだろうけど、ボーカルの表現がたまらない。
ただやはり低域はもう一歩沈んで、厚みが欲しい。
・Nmode X-HA1
秋の時点では試作機でX-HP1だったもの。名称変更とのこと。ほぼ量産機らしい。
低域の沈み込みがすごい。駆動力があり、情報量、分離ともに十分。
空間もそれなりに広く、立体感と音像の大きさに関してはかなりのもの。
若干音をそぎ落としている感じや粗さがあるが、ノイジーなわけではない。
これが自然な音、素直な音かと問われれば違うと思うが
心地よく楽しく聞くための作為だと感じる。
・GRACE m903(ブース独自の上流での試聴)
m902にあった高域の変な艶が減って、聞きやすくなった。
ノイズのなさは相変わらず素晴らしい。
ただ、それ以外はそこまでm902との違いを感じられない。
・ BLOSSOM BLO-3090
線が細く、硬くて分離のいい音。
ただ情報量はやや不足していて、音のつながりも良くなく、低域も物足りない。
BLO-0299や同じ上流で聞いたm903との差がそこまであるとは思えない。
以上となります。
秋でも思いましたが、NmodeさんのX-HA1がいいです。
秋と比べると全体的にノイズ感が減り、分離が良くなったように思います。
年初に比べてやる気は減ってますが、バランス出力もあるので購入候補です。
今回の試聴会では、スッキリクッキリ系のものが多いなあと感じました。
細く硬めで分離がよく、ノイズも少なく、情報量もそれなりに聞こえる。
けれど駆動力がなく、聞きこむと細かい音も欠落している。
DACとの複合機が多かったのも一因かと思いますが、少々残念でした。
真空管アンプ(一括りにするものでもないですが)ほどじゃなくても
音のつながりや温かみ、駆動力のある製品があっても良いのではないかと思います。
以上、ヘッドフォンアンプ試聴会の感想です。
フジヤエービック様、楽しい場をありがとうございました。
試聴会の感想、お疲れさまです。
>BLOSSOM BLO-3090
BLO-0299 Auditoriumを持っている関係で、気になるアンプです。
どうも、より分析的な音に仕上げてる感じですねぇ。
BLO-3090は価格的に、BLO-0299と専用強化電源をケース内に同時に収め、
4ピンなど端子を増やし、切り替えスイッチね増やして
使い勝手をよくしたBLO-0299……という印象を受けているので、
音質差はそれほどでもない、には頷けるものがあります。
by plto (2012-01-30 20:42)
お疲れ様でした。 ほんとお久しぶりで。お会いできて良かったです。
複合機多かったですけど、祭りじゃなかなか分からないアンプだけ
素が出てのを聴けて ある意味マニアックだったんでしょうけど良いですね
素が出すぎて残念な所もありましたが。久々に余り人混みではない
ところでゆっくり聴けたのが良かったですね。
by Motymo (2012-02-02 08:27)
pltoさん、コメントありがとうございます。
BLOSSOM=クールな印象の私にはある意味既定路線なのかなー
とは思ってます。ああいう傾向のバランスアンプは他にないと思うので
欲しい人はいるでしょうけど、0299から買い替える必要があるのかは分かりません。
粗製乱造とは言いませんが、もう少し長い期間違う方向性で練っても
良かったんではないかと思います。
by セラミック (2012-02-04 19:30)
Motymoさん、コメントありがとうございます。
当日はお疲れさまでした。
一対一で話したのは珍しかったので、私も楽しかったです。
たしかに今までゆっくり聞こうと思っても聞けなかったところを
ゆっくり聞くことはできました。そう言う意味では良かったです。
終わり近くだと人が減ったようで、そういう時間に聞ければなあ思います。
by セラミック (2012-02-04 19:37)
お米2号さん、niceありがとうございます。
by セラミック (2012-02-04 19:40)
タケルさん、niceありがとうございます。
by セラミック (2012-02-04 19:41)
たーちゃんさん、niceありがとうございます。
by セラミック (2012-02-04 19:41)