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ULTRASONE DJ1 PRO [ヘッドホン・イヤホン]

ULTRASONEのDJ1 PROの紹介レビューです。








順番的に言ってHP1000かな~と思ったけど最近使ってないので(ぉ
こちらを先に。

といっても今まで二つに比べ、かなりの方がレビューを書き
推奨されているヘッドホンですので普通に書いてもつまらないなぁ、と思い
ちょっと変わった目(耳?)線からやってみましょう。

使用機器:PS3→DAC1     iPod(後述)
使用時間:500時間超




音色


一聴して感じることは高域の張り出しとクリアな空気感。
どんな曲だろうと明るく鳴らしてくれる、元気なヘッドホンです。


低域は量は普通~やや多いくらい。下まで綺麗に伸びているというわけではありませんが、
なかなか締まりのある音で音圧もかなりあり、量の割には存在感があります。


中域は目立たない。埋もれたりはしないし、ひどく上ずることもないのですが
どうしても低域、高域に注目してしまいます。


高域は派手。量も豊富で高く鳴らします。しかし、伸びは弱いように感じます。



全音域を通していえることは、分離感がいいこと。
低域が目立つけど出しゃばっているわけでもないし、それぞれの音がきちんと分かります。
特に高音の分離は顕著で、フルオーケストラでもきちんと聞けそうなくらいです。



音場に関しては独特。横への伸びは若干少なめだし、下へはあまり伸びないけど
前方斜め上に伸びているように感じます。
あちらこちらで疑問に思われている前方定位ですが、
少なくても自分は手持ちの中では一番前方から音が聞こえると感じます。
ただ、ポップスなどでは感じにくく、クラシックを聞いた時にそう感じました。



では何を聞くのに適しているか。…………なんですが、
ポップスやロック、テクノ、トランスなんてさんざん既出のものを書いてもつまらないので
生楽器で合う合わないを考えていきたいと思います。(基本的に無伴奏曲での感想です)

ピアノ→想像以上にアタック感がありませんでした。高い音で鳴らすし、澄んではいますが
     響きが弱いし、同一楽器なのに一体感が不足しているように感じられ、
     独奏で聞くには合わないと思います。
     ジャズの中のエッセンスとしてはあり。

オルガン→低域の迫力がなかなか良い。高域の伸びがいま一歩だが十分楽しめます。

ヴァイオリン→聞いていて、おもしろみを発見できませんでした。
         繊細さのなさと響きの弱さが原因かな。

チェロ→ヴァイオリンよりはまだ良い。ただし、心地よいとまではいきません。

ギター→やはり響きの少なさが合わない。音楽ではなく音を聞いてる気分になります。

サックス→歯切れがよく、力強さもある。

トランペット→量・音の高さ共に十分でかなりいい感じです。

アカペラ→低い男声は力強くていいが高くなるにつれ味気ないものになっていきます。
       それが合う曲もあるかもしれませんが基本的には微妙。


疲れてきたからこの辺で終わりにしましょうか。



その他


一応密閉型なので外で使う可能性もあるのでiPodを使用。
音量は真ん中~やや右くらいでとれます。
音の立ち上がり・キレが悪くなり、ノリのよさが軽減されてしまいます。
前方定位も弱まり、特徴が全般的に減りボーカルが聞きやすくなっています。



装着感はやや悪い。
最初は側圧の強さを感じましたが、これは弱まるし慣れてきます。
しかし、頭頂部のクッションおよびイヤパッドが薄く、質もあまりよくないので
固さを感じ、長時間つけることがつらく感じます。
アームの長さは十分あり、つけながら変更でき、メモリがあるのでわかりやすい。



デザインは旧型は色・構成ともにシンプルで悪くないです。
ハウジングのロゴもひどくはないけど、バンドの会社名などはもう少し工夫があればよかったです。
新型は何がしたいのかよくわからん。一般人が買いづらいのではないかと思います。
造りは頑丈そうだけどプラスチッキー。



付属品は豊富でCDはすぐに使えるし、イヤパッドもうれしい。
純正のケーブルはどれも難があり、長めのストレートケーブルがほしいところ。


エージングについてはもう結構前のことだから忘れていることが多いです。
刺激が多めのヘッドホンだと聞いていたので、
最初に聞いた時もそこまでひどいとは思いませんでした。
ただ、低域については日を増すごとに締まっていくのが感じられたので面白かったです。






同じ空の下で

高域・低域ともに質は合っている。やっぱり低域に耳がいってしまい、ボーカルが聞こえにくい。
全音域が強調してくるような元気の良さがあり、そこが曲のイメージに合う。
ボーカルに少し不満が残るものの現段階では良い方。
ED曲は打ち込みなのにまったり曲だから、少々合わない。








総評

どんな曲でも明るく聴かせるのが最大の特徴であり難点。
ジャズもテンションをあげて聞きたいならお勧め。
ヘッドホンを複数持つなら持っていて悪いことはないヘッドホンです。


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コメント 4

spin

明るく、テンポが速めな曲が似合ってしまうのは、低音の締りと、高音の刺激からくるものなのかもしれませんね。
ボーカルはどうしても合わないです。多分、たいていの曲は無理じゃないかなぁって思います。。。
まぁ好きな人には好きなキャラではありますけどね^^;
私の一番のお気に入りがこれですから。。。。。
by spin (2007-12-19 14:33) 

たぬき

ゾネの装着感はホントに何とかして欲しいものですよね・・・。
あたしはKossのポタプロのスポンジを頭頂部からずらして貼ってます。
頭頂部が当たらなくなるので痛くなくなります。
側圧もうまいこと調整できるので意外とオススメですよー。
by たぬき (2007-12-20 02:42) 

セラミック

spinさん、Niceとコメントありがとうございます。

自分はDJ1PROのボーカルは嫌いじゃないですよ。
ただ、この質に合っている、聞きたいって曲が少なそうですけど。
そのせいで結構評価が分かれているのかもしれません。
自分もヘッドホンの楽しみを教えてくれたこいつは大好きです(^。^)
by セラミック (2007-12-21 20:19) 

セラミック

たぬきさん、Niceとコメントありがとうございます。

ポタプロは単品としても欲しかったのでいつか試してみます。
情報ありがとうございま~す
by セラミック (2007-12-21 20:31) 

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