アンプとPCオーディオ展 [感想]
こんにちは、セラミックです。
わたくしは、あいかわらず更新頻度の上がらない日々ですが、皆様いかがお過ごしでしょう。
さてさて、今月初め、3/6にPCオーディオ展がフジヤエービック様主催で開かれました。
いまさらながらその感想を短いながらも書いていこうかと思います。
そしてその中で、いいアンプと出会うことができ、いてもたってもいられず購入したので
こちらの紹介も併せて詳しくしたいと思います。
はい、ひとまず上のアンプについては置いておきまして、PCオーディオ展について。
・・・・・といっても最初からちょっと脱線していますが。
このたびご縁がありまして、機材の運搬の手伝いなどをするかわりに
開場前に入場させていただきました。(フジヤエービック様とは無関係なところでの縁です)
そして、始まるまでに少々時間があったので
自分の使っているDAC1をベースに上流・下流を変更したらどうなるか、を試させてもらいました。
まずはデジタル入力をインフラノイズのUSB-101に変更。
音の輪郭が硬くならないながらも、ハッキリと、それでいて強く濃く描かれるようになった。
モヤッとしていた曇りがはれて、見通しが良くなった。
明瞭かつ濃度があり、力強さも感じさせる。
かなりアバウトながら、アピトンボードを入れた時の感覚を何倍にもした感じ。
安いとか小さいとかそういうLINDEMANNの利点が笑い飛ばされるレベルの違いでした。
そしてさらにそこから、上の写真のアンプ(厳密にはこれをつないだわけではないのですが)
春さんのK-SpecをDAC1につなぎました。
あいた口がふさがらない、茫然自失、笑うしかない、自然と涙が出る
大げさな表現に思われるかもしれませんが、こんな状態でした。
据え置きアンプなら分かるとしても、まさかここまで違うものかと。
上下の伸び、特に下への沈み込みが段違い。
それでいて膨らんだり無意味に響かないレスポンスの良さ。
それまでかすかにしか聞こえなかった音がハッキリと聞こえてくる。
それでいて主旋律とのバランスもとれていて、一つ一つの音に確かなエネルギーが感じられる。
輪郭きつくして解像度上げてるふうな音や低音沈めずに見通しよくしたふうな音とは世界が違う。
しかしそれでも、春さんの据え置きアンプは同じ方向性でありながら、さらに別格です。
PCオーディオ展が始まり、Glasstone MY-D3000からつながった据え置きアンプは
私が普段聞いてるような環境から、それこそ理解できないような世界です。
たぬきさんにT1をお借りして聞きましたが
低域の力強さとレスポンスがすごいです。陳腐な例えですが、パンチ力とするなら
私の環境は子どものケンカレベルで、こちらはプロレベル。
まあ、私はプロのパンチなんて受けたことないですけど。
ジャブなのにストレートのような重さがある、と言い変えてもいいでしょう。
高域もきつさはないのに、音の粒立ちが素晴らしくてハッとさせられます。
正直、これ以上何かを語れと言われても、何かあるはずなのに言葉にできないです。
そう感じました。
さて、据え置きアンプにはもちろん敵わないものの
それでもこの大きさで、あれだけ鳴るのは感動的です。
制作者である春さんが「HD-1Lに劣るようなのなんていらない」
とおっしゃるのも至極当然なのかなと感じました。
入手できて心底良かったと思います。
・・・・・・いい加減、PCオーディオ展に戻りましょうかね。
ブースや機器の詳細な情報はフジヤエービック様のブログをご覧になってください。
以下簡単にブースまたは機器の感想を。
・第一通信工業:クロックがなんちゃらかんちゃらでノイズを低減させる、とおっしゃってました。
だけど、システムとしては一番ノイジーに聴こえました。音も広がりがないです。
・ささきさん:Phase Tech HD-7AというUSB-DACを従えていらっしゃいました。
アンプがHeadroomのDesktopでしたが、非常にカチッとした音でしたね。
明瞭であるものの聞き疲れはしそうにない感じで、好きな人は好きそうな音です。
・FOSTEX:HP-A7は以前に聞いた時よりは印象が良かったです。
たぬきさん曰く「こんだけの複合機で、値段を考えれば、いいと思うよ~」
しかしこのブース、失礼ながら目の前の機器より人が大人気。
色々な方がFOSTEXの中の人と話し込んで、意見交換をしていました。
そして、それを真摯に受け止め、考えておられるようで、好感を抱きました。
・ZODIAC:フックアップさん曰く、ベンチマークのDAC1の進化バージョンとのこと。
三段階グレード(20万,30万,40万)があり、今回は真ん中を試聴。
確かにDAC1で感じた下への伸びや音場の狭さは改善されているようでした。
ただ、それがDAC由来か、アンプ部由来かがよく分からないのが残念でした。
・ONIX DAC-25:上流はtangentのメディアプレイヤー。
音が伸びない。ボーカルがヌメッとして前に出てくる。眠くなる音。
・Isabellina HPA:秋に感じたほど良い印象ではなかった。悪くはないのだけども。
上流がONIXだったからと信じたい。
Timeload:広がりはあるけれど力感がない。散漫としている感じ。
くらいでしょうか。正直、個人ブースがおもしろかったという気持ちです。
まだまだ発展途上の分野であり、お互いニーズがよく分からない状況だと感じました。
段々と楽しくなって行けばいいのかなと感じました。
特に期待は、FOSTEXさんですね。
漆のヘッドホンはもちろん、中の人の話を又聞きしてたらHP-A9も楽しみになりました。
そして、その後ファミレスでポータブルヘッドホンアンプなども聞かせてもらいました。
噂(?)をよくきくHM-801とfi.Qを聞けたのが面白かったです。
HM-801:色々と悪い意味で音が詰まっている。ギラつくを通り越してギトギトしている。
貸そうかと言われて反射的に、結構です、と答えたレベルでした。
fi.Q:想像以上に大きくて重い。音は所有者によって違うらしいので断言はしないものの
パッとしないなあ、と感じました。悪くはないけど、持ち運ぼうとは思えそうにないレベル。
という感じで過ごした一日でした。
とてつもなくいまさらですが、関係者の方々お疲れさまでした。
楽しかったです。ありがとうございました。
そして脱線しまくり、書きなぐりしまくりの文章をここまで読んでいただき、ありがとうございます。
わたくしは、あいかわらず更新頻度の上がらない日々ですが、皆様いかがお過ごしでしょう。
さてさて、今月初め、3/6にPCオーディオ展がフジヤエービック様主催で開かれました。
いまさらながらその感想を短いながらも書いていこうかと思います。
そしてその中で、いいアンプと出会うことができ、いてもたってもいられず購入したので
こちらの紹介も併せて詳しくしたいと思います。
はい、ひとまず上のアンプについては置いておきまして、PCオーディオ展について。
・・・・・といっても最初からちょっと脱線していますが。
このたびご縁がありまして、機材の運搬の手伝いなどをするかわりに
開場前に入場させていただきました。(フジヤエービック様とは無関係なところでの縁です)
そして、始まるまでに少々時間があったので
自分の使っているDAC1をベースに上流・下流を変更したらどうなるか、を試させてもらいました。
まずはデジタル入力をインフラノイズのUSB-101に変更。
音の輪郭が硬くならないながらも、ハッキリと、それでいて強く濃く描かれるようになった。
モヤッとしていた曇りがはれて、見通しが良くなった。
明瞭かつ濃度があり、力強さも感じさせる。
かなりアバウトながら、アピトンボードを入れた時の感覚を何倍にもした感じ。
安いとか小さいとかそういうLINDEMANNの利点が笑い飛ばされるレベルの違いでした。
そしてさらにそこから、上の写真のアンプ(厳密にはこれをつないだわけではないのですが)
春さんのK-SpecをDAC1につなぎました。
あいた口がふさがらない、茫然自失、笑うしかない、自然と涙が出る
大げさな表現に思われるかもしれませんが、こんな状態でした。
据え置きアンプなら分かるとしても、まさかここまで違うものかと。
上下の伸び、特に下への沈み込みが段違い。
それでいて膨らんだり無意味に響かないレスポンスの良さ。
それまでかすかにしか聞こえなかった音がハッキリと聞こえてくる。
それでいて主旋律とのバランスもとれていて、一つ一つの音に確かなエネルギーが感じられる。
輪郭きつくして解像度上げてるふうな音や低音沈めずに見通しよくしたふうな音とは世界が違う。
しかしそれでも、春さんの据え置きアンプは同じ方向性でありながら、さらに別格です。
PCオーディオ展が始まり、Glasstone MY-D3000からつながった据え置きアンプは
私が普段聞いてるような環境から、それこそ理解できないような世界です。
たぬきさんにT1をお借りして聞きましたが
低域の力強さとレスポンスがすごいです。陳腐な例えですが、パンチ力とするなら
私の環境は子どものケンカレベルで、こちらはプロレベル。
まあ、私はプロのパンチなんて受けたことないですけど。
ジャブなのにストレートのような重さがある、と言い変えてもいいでしょう。
高域もきつさはないのに、音の粒立ちが素晴らしくてハッとさせられます。
正直、これ以上何かを語れと言われても、何かあるはずなのに言葉にできないです。
そう感じました。
さて、据え置きアンプにはもちろん敵わないものの
それでもこの大きさで、あれだけ鳴るのは感動的です。
制作者である春さんが「HD-1Lに劣るようなのなんていらない」
とおっしゃるのも至極当然なのかなと感じました。
入手できて心底良かったと思います。
・・・・・・いい加減、PCオーディオ展に戻りましょうかね。
ブースや機器の詳細な情報はフジヤエービック様のブログをご覧になってください。
以下簡単にブースまたは機器の感想を。
・第一通信工業:クロックがなんちゃらかんちゃらでノイズを低減させる、とおっしゃってました。
だけど、システムとしては一番ノイジーに聴こえました。音も広がりがないです。
・ささきさん:Phase Tech HD-7AというUSB-DACを従えていらっしゃいました。
アンプがHeadroomのDesktopでしたが、非常にカチッとした音でしたね。
明瞭であるものの聞き疲れはしそうにない感じで、好きな人は好きそうな音です。
・FOSTEX:HP-A7は以前に聞いた時よりは印象が良かったです。
たぬきさん曰く「こんだけの複合機で、値段を考えれば、いいと思うよ~」
しかしこのブース、失礼ながら目の前の機器より人が大人気。
色々な方がFOSTEXの中の人と話し込んで、意見交換をしていました。
そして、それを真摯に受け止め、考えておられるようで、好感を抱きました。
・ZODIAC:フックアップさん曰く、ベンチマークのDAC1の進化バージョンとのこと。
三段階グレード(20万,30万,40万)があり、今回は真ん中を試聴。
確かにDAC1で感じた下への伸びや音場の狭さは改善されているようでした。
ただ、それがDAC由来か、アンプ部由来かがよく分からないのが残念でした。
・ONIX DAC-25:上流はtangentのメディアプレイヤー。
音が伸びない。ボーカルがヌメッとして前に出てくる。眠くなる音。
・Isabellina HPA:秋に感じたほど良い印象ではなかった。悪くはないのだけども。
上流がONIXだったからと信じたい。
Timeload:広がりはあるけれど力感がない。散漫としている感じ。
くらいでしょうか。正直、個人ブースがおもしろかったという気持ちです。
まだまだ発展途上の分野であり、お互いニーズがよく分からない状況だと感じました。
段々と楽しくなって行けばいいのかなと感じました。
特に期待は、FOSTEXさんですね。
漆のヘッドホンはもちろん、中の人の話を又聞きしてたらHP-A9も楽しみになりました。
そして、その後ファミレスでポータブルヘッドホンアンプなども聞かせてもらいました。
噂(?)をよくきくHM-801とfi.Qを聞けたのが面白かったです。
HM-801:色々と悪い意味で音が詰まっている。ギラつくを通り越してギトギトしている。
貸そうかと言われて反射的に、結構です、と答えたレベルでした。
fi.Q:想像以上に大きくて重い。音は所有者によって違うらしいので断言はしないものの
パッとしないなあ、と感じました。悪くはないけど、持ち運ぼうとは思えそうにないレベル。
という感じで過ごした一日でした。
とてつもなくいまさらですが、関係者の方々お疲れさまでした。
楽しかったです。ありがとうございました。
そして脱線しまくり、書きなぐりしまくりの文章をここまで読んでいただき、ありがとうございます。
レポ乙です。
春さんアンプ凄そうですね
前から興味あったのですが結局1度も聴いた事ないんですよね~
次に機会があれば是非聴いてみたいです
by しげ (2010-03-26 09:57)
しげさん、コメントありがとうございます。
はい、機会があればぜひともお勧めです。
私はおかげ様(?)で音の好みとかそんな価値観が吹っ飛んじゃいました(^◇^)
by セラミック (2010-03-27 09:52)
Mattieuさん、Niceありがとうございます。
by セラミック (2010-03-27 09:53)
Chrisさん、Niceありがとうございます。
by セラミック (2010-03-31 00:24)