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最高のオーディオはライブの何分の一? [独り言]

ひょんなことから、大学の授業でオーディオに関することがらが出てきたので記事にしてみます。

英語の授業で、my dream jobに関することを軽く話すという内容だったのですが
自分の話になぜか教授が大変のってきました。
そこで教授がクラス全体に一つの質問を投げかけました。

「ライブの音楽を100とすると、お金を無制限にかけたオーディオはどんな値になると思う?」







57/100

その場にいた、自分以外の21歳程度の学生男女38人の平均値です。
最低値は0で、最高値は150でした。これはやる気なく答えた解答としても
10、50、90近辺に意見が固まり、後は60~80程度が少々と言ったところでした。

また、これはカーステレオでの参考意見ですが
教授の知り合いのトヨタのその部門の技術者の方の考えでは30だそうです。


ライブの音とオーディオの音の対比については
オーディオマニアの方々の中でも意見が分かれることでしょう。
無論、上記のアンケートは真剣に考えた末の意見と言うものではありません。
けれど、それでもなかなかに面白い示唆を含んでいるように思えます。



これは答えた人を見た(話したことのある人もいるけれど)個人的な感想ですが
低い数値を言った人は自分でバンドをやっていたり、コンサートに足しげく通ったりする人で
高い数値を言った人はインドア派の悪く言えばオタクっぽい人、もしくは留学生
真ん中くらいの人は普段そこまで音楽を聴かない、もしくは聞き流すだけの人
が多い様に感じました。もちろん、実際には違う可能性も十分にありますが。
ちなみにオーケストラサークルに入っている知り合いは10と答えていました。


なので、やはりよく言われるように演奏経験があるかないかで違うのだなと感じました。
また、おそらく、普段聞いている音楽でも差があるように感じました。
これはおそらく潜在的なオーディオに対する期待が含まれているのでしょうが
マイナーなバンドやライブを数多くこなすバンドが好きな人
ロックやオーケストラなど、雰囲気・空気感を重視する音楽を聴く人は低い数値で
オリコンをにぎわせるようなバンドが好きな人は真ん中くらい
昔の音楽や日常からすればライブで聞くことの叶わない音楽を好む人は
高い数値であるように感じました。

これは当たり前と言えば当たり前のことですが
オーディオに興味があるなしに関係なく言えることなのだと、改めて知ることができました。



ここで自分の意見をカッコつけて言いますと
0じゃない限り、1でも10でも、その数値の中で如何に感動できるかがオーディオの醍醐味だ

ライブが聴けるならライブを聴くのがいいのです。
例え聴けるのが年に一度でも、それが楽しみとなるのなら、それでオーディオは要らないのです。
しかし、都合が合わせられない人もいます。
それどころか、聴きたいバンドが解散していたり、鬼籍に入ってしまったりすることもあるのです。

ライブは100であるのかもしれませんが、0もあります。
そんな時、オーディオは1かもしれませんが
その1で人を感動させることができたのなら、そこにこそオーディオの価値があるのだと思います。


だからこそオーディオメーカーは、聴く人の望みが1でも10でも99でも
その望みに応えうる製品を作っていかなければならないのだと思います。
大切なことは数値じゃありません。






と、ここまでじゃないにしても、少しでも自分の考えを英語で言えればよかったのでしょうが
自分の英語力では言いたいことの100分の1も言えません。(授業はspeak English only)

オーディオは難しい、しかし英語も難しい。自分の勉強不足が身にしみる今日この頃でした。


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Riever

これについてはですね・・・そもそもライブでも多くはスピーカーやアンプを使うわけでして、無制限に掛けるというのなら観客というノイズがない分私は200くらいにさせていただきましょうか(笑)

仮にも1000万超の環境を持っている身として(爆)
by Riever (2009-12-19 00:34) 

SAKURA

うーん、難しい命題ですね。
というのも、popsやclassocではそもそも録音の質も全く違いますし・・・
演奏方法やアレンジももちろん変わってきますからね。
他にもセッティングやらプラセボやら、感動しちゃって感情がたかぶったりとかetc・・・
あまりにも関係要素が多すぎるし、主観が強く影響するので、これは解なしかあくまで自分の意見ということで勘弁してほしいですね笑
それに何分の一どうなのかも良くわかりませんし・・・
何分の一楽しいかだったら、オーディオには試行錯誤という楽しみ方もあったりw
ライブだったら本人を目の前で見れたり!
はい、屁理屈です。
ということで具体的な数字は出せないし出すことに特に必要を感じないということで、1/1にしておきます。
実際もっとライブにいって、もっとオーディオの経験をすればいつか買いが出るのかもです。
by SAKURA (2009-12-19 03:33) 

お米2号

なかなか興味深い話ですね。自分の考えとしては、演奏の音を再現するだけなら80%、ライブを再現という点で見ると20%くらいでしょうか。どんなライブに行くかで後者の点数は変わりますが、演奏するもの、聴く者の存在が良くも悪くも大きな影響力を持つので同一ベクトルで無理やり比べた場合にはオーディオがライブを超える、というのは難しいと思います。オーディオが勝る点としては聴こえてくる各楽器のバランスや演奏の正確さ、安定性があると思っていますが、ライブにおいてミスがすべて悪い、というわけではないわけですし。
しかし、個人的にはライブにおける最高峰とオーディオにおける最高峰は全く違うと考えているので比べたい人が比べていればいいんではなかろうか、と考えています。趣旨から外れますがその行為を楽しんだ者が勝ち、ですから。
by お米2号 (2009-12-19 13:23) 

セラミック

Rieverさん、Niceとコメントありがとうございます。

確かにホールでのオーケストラでもないとスピーカー使いますよねー<ライブ
ただ人によっては観客やノイズが、一体感とか言う楽しみになるんでしょうね
そういったことを求めるのなら、ライブがどうしても上になってしまうのでしょう。
by セラミック (2009-12-20 13:48) 

セラミック

SAKURAさん、コメントありがとうございます。

録音などの方も無制限に金をかけるという前提でした、説明足らずですみません。
演奏や歌い方については確かに、スタジオとライブでは違うので
どっちが好みかなどは人によって全然違うでしょうね。
人を直接見れるのも間違いなくプラスに働くでしょうし。
by セラミック (2009-12-20 13:54) 

セラミック

お米2号さん、Niceとコメントありがとうございます。

そうですねー、自分もアナザーベクトルだとか言ってました。
・・・・・・ん、ディファレントベクトルかな。まぁいいや。
ライブは音楽だけじゃない、もっと総合的なエンターテイメントだと思うのですよね。
視覚にも嗅覚にも触覚にも作用するようなアクティブな。
それに対してオーディオは聴覚にしかアプローチしませんし
結局漠然と聞かれたのならライブの方がいいとなっちゃうのでしょうね。
by セラミック (2009-12-20 14:02) 

セラミック

HIROさん、Niceありがとうございます。
by セラミック (2009-12-20 20:46) 

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